飲酒をされる方へ
飲酒が体に与えるリスクについて知ってください
アルコールは少量であっても、継続的に摂取することで体に負担をかけることがあります。
特に飲酒量や飲酒習慣によっては、肝臓・膵臓・消化管などに影響が出やすく、自覚症状がないまま病気が進行することも少なくありません。
「毎日飲んでいるけれど体調は良い」「休肝日を作っているから大丈夫」と思っていても、定期的に体の状態を確認することが大切です。
特に飲酒量や飲酒習慣によっては、肝臓・膵臓・消化管などに影響が出やすく、自覚症状がないまま病気が進行することも少なくありません。
「毎日飲んでいるけれど体調は良い」「休肝日を作っているから大丈夫」と思っていても、定期的に体の状態を確認することが大切です。
飲酒により注意が必要な病気
飲酒習慣がある方では、以下のような病気を発症しやすいことが知られています。
脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変
膵炎(急性・慢性膵炎)
高血圧、脂質異常症
食道がん、胃がん、肝がんなどの消化管のがん
糖尿病
心疾患、脳血管疾患
これらの病気は、飲酒量が多いほどリスクが高まる傾向があります。
特に注意が必要な飲酒習慣
次のような飲酒習慣がある方は、体への影響が出やすいため注意が必要です。
- ほぼ毎日お酒を飲んでいる
- 1回の飲酒量が多い
- 休肝日がほとんどない
- 若い頃よりお酒に弱くなったと感じる
- 健康診断で肝機能異常を指摘されたことがある
症状がなくても、体の中では負担が蓄積している可能性があります。
こんな症状がある方は検査を!
飲酒習慣がある方で、次のような症状がみられる場合は、検査をおすすめします。
健康診断で肝機能(AST・ALT・γ-GTP)の異常を指摘された
疲れやすい、だるさが続く
食欲不振、吐き気、胃の不快感が続く
みぞおちや背中の痛みがある
体重減少やむくみが出てきた
皮膚や白目が黄色くなってきた
これらの症状がある場合はもちろん、
症状がなくても飲酒習慣がある方は、定期的な検査が大切です。
症状がなくても飲酒習慣がある方は、定期的な検査が大切です。
飲酒をされる方におすすめのオプション検査
腫瘍マーカーセット
腫瘍マーカーセットは、血液中の特定の物質を測定し、がんの可能性を間接的に確認する検査です。飲酒習慣のある方では、肝臓・膵臓・消化管などのがんのリスクが高くなることが知られています。腫瘍マーカーは単独で診断を行う検査ではありませんが、定期的に測定することで、体の変化を早期に捉える補助として役立ちます。
内臓脂肪CT
内臓脂肪CTは、お腹の断面を撮影し、内臓脂肪と皮下脂肪の量を正確に評価する検査です。飲酒習慣がある方では、アルコールによるカロリー摂取や代謝の影響で、内臓脂肪が増えやすく、脂肪肝や生活習慣病のリスクが高まることがあります。見た目では分かりにくい内臓脂肪の状態を把握することで、生活習慣の見直しや今後の健康管理に役立ちます。
膵臓・胆のうMRCP
膵臓・胆のうMRCP(磁気共鳴胆管膵管造影)は、MRIを用いて、
膵管や胆管の形状、膵臓・胆のうの状態を詳しく観察する検査です。
飲酒は膵臓に負担をかけやすく、膵炎や膵管の異常が生じることがあります。
症状がない段階でもMRCPを受けることで、膵臓・胆道系の変化を早期に発見し、
必要なフォローや生活習慣の改善につなげることができます。
血圧脈波検査
血圧脈波検査は、手足の血圧や脈の伝わり方を測定し、
動脈の硬さや血管の状態(動脈硬化)を評価する検査です。
飲酒習慣は血圧上昇や動脈硬化の進行に関与することがあり、
自覚症状がないまま血管への負担が進んでいる場合があります。
定期的に血管の状態を確認することで、心筋梗塞や脳梗塞の予防につなげることができます。