病院長のご挨拶

市立野洲病院は、徐々にあるべき姿に変わりつつあります。私が着任した時、令和2年だったにも関わらず、院内には、昭和の香りが充満していました。人事配置や検査機器の変更などで、一歩ずつ近代的病院に変わりつつあります。
市民病院は、市民の皆さんが、「健康を維持するお手伝いをする」、「家庭で、安心して病気を心配しないで生活できる」ことを目的として活動できるよう体制を整えていきます。
医療技術のみならず、診察、診療にも、デジタル化が押し寄せています。デジタル化技術は、これまで不可能と思われていたことを、実現してくれます。一挙に、理想的なデジタル社会はできませんが、病院の中で、できるだけデジタル化を進め、次世代にも使える病院を目指します。
訪問診療、訪問看護、訪問リハ、に加えて、オンライン診療も準備を進めていて、いつでも即応できる病院体制を整備していく予定にしています。
また、市民の病院ですので、新型コロナのワクチン接種、感染の診断用にPCR、感染者の収容とその治療(抗体カクテル療法では県内で最初に行い、充分な経験を持っています)を行い、市役所と密接な連携をとって、適切な時期に適切な診断、治療を行なってまいります。
第六波があるかどうか、(空港などでの海外からの検疫をできるだけ長くすることが、重要になると思いますが)不明ですが、その波を少ない社会的障碍にしないよう、最善をつくすことが、ここ暫くの最重要課題と思います。
病院の新たな建築は、もう少し時間がかかりますが、医療機器の整備、既存病院内の改装など可能な対応を行なっていきます。健診科でも、さまざまな改善を行なっており、健康維持に役立つ情報をお示しできるようにしています。
2022年1月からは、MRIが新しくなり、世界水準の高度な撮像が可能になり、さまざまな神経疾患の診断が高速に行えるようになりました。また、CT更新され、大腸ファイバーの代わりに、大腸内を見ることができる装置を設置して、大腸ファイバーまではと考えている方の役に立てるようにしました。
これらの、最新機器で、かなり多くの診療科のレベルアップに繋がると思います。
乳腺外科、消化管ファイバーの専門医も外来をしており、県立総合病院から、循環器他の援助を受けて診療内容の充実に繋げています。
リハビリテーションは、最近、多くの機器が開発され、それらのうちから、歩行訓練、上肢の運動機能改善を目的とした機器を導入しました。リハビリは、病院から家に帰る第一歩ですので、可能な限り最新の知見を組み入れながら、有効なリハビリテーションを行なってまいります。
これからも、できるだけ市民に役立つ病院として、あるべき姿を追求してまいります。

2022年1月

市立野洲病院 病院長 福山 秀直