診療科のご案内
概要


主な診療項目
1 | 消化器病(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門)の良性・悪性病変、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓の病変 |
2 | 乳腺、甲状腺、副腎などの良性、悪性腫瘍 |
3 | 小児のヘルニア、停留睾丸、肛門周囲膿瘍などの治療 |
4 | 胃・十二指腸・大腸などの穿孔、 急性胆嚢炎、急性胆管炎、急性膵炎などの急性炎症性疾患 そして急性虫垂炎(いわゆる盲腸) |
5 | 一般の外傷、熱傷、その他 |
主な流れ
スタッフ

日本外科学会専門医
日本消化器外科学会認定医

日本外科学会(外科専門医・指導医)
日本消化器外科学会(専門医・消化器がん外科治療認定医)
日本食道学会(食道科認定医)

消化器外科、乳腺・一般外科
外科 トピックス
1 | 胃がん、大腸がん | |||
現在、日本人の死因の一番は悪性新生物(癌)で、その中で2位と3位を占めているのが胃がんと大腸がんです(2009人口動態統計より)。早期のものは消化器内科が内視鏡での治療を行いますが、ある程度進んだものは外科での手術が必要になります。 | ||||
2 | 乳がん | |||
年々増加傾向にあり、女性の癌のなかで5番目に多い病気となっています。当院では「乳がん検診」を月曜から金曜まで市立野洲病院・健康管理センターにて行っております。 乳がんは、以前は乳房をすべて切除してしまう手術が主流でしたが、現在はできるだけ乳房を温存する傾向にあります(乳房温存手術)。また、手術をすると腕が腫れるという副作用もありましたが、最近は副作用を減少させるセンチネルリンパ節生検という手技がおこなわれています。当院では近赤外線システムを用いた方法でこの手術を行っています。 | ||||
3 | がんの治療 | |||
◆化学療法 がんになると化学療法(抗がん剤治療)が必要になることがあります。 昔に比べてより効果のある薬、より副作用が少ない薬が開発され、通院で治療ができるケースが増えています。安全・快適に治療していただけるよう、化学療法専用のルームを整備しております。 | ||||
4 | 痔 | |||
痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(穴痔)など、肛門周囲の病気を対象に「大腸肛門外来」を行っております。
頻度が多い内痔核では、軽度であればのみ薬や坐剤(お尻からの薬)で治療しますが、症状が強くなれば手術などの治療が勧められます。 | ||||
5 | 陥入爪 | |||
巻き爪がくい込むことで歩く時に痛みを生じたり、爪の周りに炎症を起こすことが |
【National Clinical Databaseへの症例登録についてのお知らせ】
このたび日本外科学会を基盤とする外科系の学会が共同して、日本全国における外科手術症例のデータベース化事業が行われることになりました。独立した機関としてNational Clinical Database(以下NCD)が設立され、今後は日本における殆どの外科手術症例に関する情報が本機関に登録されることになります。野洲病院も本登録事業に参加することになりましたので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
1) 対象となる方
平成23年1月1日以降、野洲病院 外科で手術を受けるすべての患者さんが対象となります。
2) 研究機関名
NCDと全国の医療施設が協力して本事業を実施します。
3) 目的
日本全国で実施される外科手術症例に関する情報をNCDに登録し集計・分析することにより、医療の質の向上に役立てることを目的としています。
4) 方法
NCDより承認を受けた医師およびデータマネージャーがNCDのウェブサイトを通じて外科手術症例(病名や術式等の臨床情報)を登録します。
5) 意義
日本全国の医療施設から集められた情報を解析することにより、地域ごとの診療の特徴や医療水準の評価が可能となります。また手術の成績や合併症の危険性などについても明らかにでき、より安全で質の高い医療を提供するための方法の開発や政策などに反映することができます。また、登録された症例をもとに各専門医の資格認定が行われますので、高度な知識と技術を有する専門医育成に役立ちます。
6) 個人情報の扱い
NCDに登録する際には、患者さんの氏名やカルテ番号等の個人を識別できる情報は登録しませんので個人情報が外部に漏洩することはありません。
7) 参加を拒否する権利
NCDへの登録を希望されない方は主治医にお申し出ください。
【後方視的研究】
○待機的虫垂切除と虫垂粘液嚢胞腺腫の関連性の検討
(2012年1月から2016年3月までに当院で施行した虫垂切除症例)
○腹腔鏡下大腸癌手術に日本内視鏡外科学会技術認定の指導が及ぼす影響
(2010年11月から2016年3月までに当院で腹腔鏡下大腸癌手術を受けたStageⅠ・Ⅱの症例)
○胃・十二指腸穿孔に対する後向き調査研究-他施設共同調査研究(SHISA 1701)
(2014年1月1日より2017年12月31日の期間中に、滋賀医科大学附属病院および関連施設において胃・十二指腸穿孔に対する治療を行った患者さん、年齢:20歳以上)