臨床工学課とは
近年の医療機器の高度化・複雑化に伴い、医療機器の保守点検や管理、操作を行う専門医療職である臨床工学技士の役割がますます重要となっています。こうした中、臨床工学課を設置する病院が増えています。
当院の臨床工学課では、医療機器管理業務をはじめ、人工透析、人工呼吸器管理業務、ペースメーカのフォローアップ検査、手術室業務など、幅広い業務を行っています。
当院ではスタッフ4名が在籍しています。
ME機器管理業務
ME機器管理とは、院内の医療機器を安全かつ適切に、効率よく使用するために、医療機器管理システムを活用し、機器の購入や保守点検、廃棄などを一元管理することです。
輸液ポンプをはじめとする様々な医療機器の、使用前後や一定期間ごとの点検、病棟でのトラブル対応などを行っています。
また、病棟や各部署を対象とした医療機器の勉強会も実施しています。
人工透析センターでの業務
当院の人工透析センターは16床+個室1床の計17床で、外来・入院の患者さまを対象に人工透析を行っています。
当院では、血液透析(HD)、間歇補充型血液透析濾過(I-HDF)を中心に、腹水濾過濃縮再静注法(CART)、LDL吸着療法などのアフェレシス療法も行っています。
透析の準備やシャントへの穿刺、透析関連機器の保守点検などを行っています。
また、超音波装置を活用し、穿刺サポートや定期的なシャントエコー検査を透析センター内で実施しています。
HD・I-HDF使用機器:NCV-3AQ(全台BMS付属)、DBB-200Si(全台BV計付属)
呼吸器管理業務
人工呼吸器の導入時や、在宅人工呼吸器を使用している患者さまが入院された際には、人工呼吸器の装着や設定確認等を行います。また、入院患者さまの病室へ訪室し、設定等の確認・調整を行うラウンド業務や、トラブル発生時の対応も実施しています。
手術室業務
当院の手術室3室に設置されている麻酔器の始業点検を実施しています。
ほかにも脊柱管狭窄症などに対して行う手術の際には、神経損傷等のリスクを確認するため、神経伝達モニタリングシステムの準備、操作を行っています。
また、手術室内の機器でトラブル等が発生した際にも対応しています。
ペースメーカのフォローアップ検査
ペースメーカを植え込まれた外来患者さまの定期的なフォローアップ検査として、デバイスの電池残量確認、設定確認・変更、動作確認などを行っています。
取得資格一覧
透析技術認定士 3名
日本アフェレシス学会認定技士 1名
医療機器情報コミュニケータ(MDIC) 1名